トヨタプリウスの現行モデル2023年式の買い取り査定相場は、グレードにもよりますが180万円~450万円です。
ひとつ前のモデルで2015年式なら平均的な買取相場は10万円~300万になります。
※2025年現在の雑誌広告、インターネット広告を独自に調査した結果です。傷の有無、年式や走行距離、オプション品によって実際の買い取り価格は変動します。
今すぐ車を売りたいなら一社の査定だけで決めてしまうのではなく、複数の買取業者から見積りを取って比較し、より高い買取金額を目指しましょう。
プリウスをなるべく高く売りたいのであれば、複数の車買取業者にまとめて査定を依頼できる車一括査定サイトがおすすめです。
スマホやパソコンから車の情報や連絡先などを入力して申し込むだけで、近隣にある車買取業者から電話連絡がくるため、自分で業者を探し回る手間がかかりません。
プリウスが高く売れる理由!程度の良い中古車を探すユーザーが多い
近年は部品価格や人件費の高騰により、車両価格は上昇を続けています。
たとえばディーラーで新車のプリウスZシリーズを購入する場合、カーナビと最低限のオプションを付けた乗り出し価格は諸経費込みでおよそ400万円です。
新型モデルは燃費性能や走行支援機能などが旧モデルより向上しているものの、価格の上昇に見合うほどの大きなバージョンアップとは言えず、新車よりも程度の良い中古車の購入を検討するユーザーが増えています。
こうした需要を背景にプリウスの買取相場も上がっており、グレード別ではZシリーズで300万円、Gシリーズで250万円前後、Z E-Fourでは290万円に加えてオプション分が上乗せされることも。
7年目以降の車検では部品交換などの出費が増えやすく初度登録から10年を過ぎると重量税の加算もあるため、2015年モデルのプリウスから現行型に買い替える人が増え、プリウスの買取価格を押し上げています。
プリウスの買い取り事例は以下を参考にしてください。
グレード | 年式 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|---|
Z | 2024年 | 4,500km | 354.0万円 |
Sツーリング | 2019年 | 60,000km | 196.3万円 |
E | 2021年 | 11,414km | 145.0万円 |
S | 2010年 | 85,736km | 31.2万円 |
価格引用元:楽天Car車買取 / カーセブン / ユーカーパック / MOTA
今現在、プリウスの買い取りは盛んにおこなわれています。
その理由としてはやはりプリウスを購入検討する層が若年層よりも高年齢層が多いために、団塊の世代への需要がピークを迎えているからです。
新車の販売価格は年々上昇しておりモデルごとにマイナーチェンジはされるものの、自動車部品の枯渇によって納期は延びがちな状況。
すぐにでもプリウスが欲しいユーザーは高い新車を数か月も待って買うより、最初からある程度装備のついた程度の良い中古車を探し、好みのグレードや装備から選択して即購入する傾向が多くなっています。
販売業者によっては中古車でも一定の保証期間を設けていたり、キャンペーンでオイル交換無料や点検整備の割り引きサービスを充実させたりなど力を入れているため、これからも買い取り価格は高止まりしていくことでしょう。
せっかく長年大事に乗ったプリウスですから大切に乗ってもらえるうちに高値で買い取りしてもらい、きれいに売却を済ませたいところです。
しかし、実際に車の査定を依頼して車買取店各社の最低額と最高額を比較するとかなりの差があることに驚きます。
3万、5万円は当たり前、ひどい時には40万円近く買取価格に差があることも。
1社の査定のみで慌てて車を売ると、せっかく車を売却した後に他社の査定額を知って残念な気持ちになってしうことでしょう。
車買取業者によって査定額は大きく異なる
車買取業者にはそれぞれ社内の事情があって、買い取った車の売り先や需要への対応が違うために、人気の車種やグレード、状態の良い車やすぐに在庫がさばけそうな車であれば高く査定します。
逆に、買い取りしてもすぐには売れなそうだったり、似たような車をたくさん在庫として持っていたりすると、よほど良い条件でなければ買い取りしない業者もあります。
車買取業者に勤める営業マン個人の成績もあり、買い取り実績のノルマを達成したいから利益は薄くても買い取りしたい車や、無理して買わずに利益率の良い車だけ欲しい場合など、買取相場に関係のない理由も含めて査定額に大きな差がでてきてしまうのです。
もっとも高く買い取りしてくれるのは、顧客から特定の車種、装備、色の車を探してほしいと依頼を受けている場合で、買取後すぐに簡単な整備で販売できるため業者にとって最短で利益を上げられる車です。
自社工場を持つ車買取業者であれば、引き取った車を整備して中古車販売会社へ売却することができるため、多少無理をしてでも高値で買い取ることも。
地域によって人気のない車種や色でも、独自の販売網を持つ車買取業者であれば別の地域での需要を見込んで高額査定をしてくれる可能性があります。
プリウスは新車も中古車も人気で高く売れる
トヨタ プリウスが中古車市場でも新車登録においてもこれほど人気を集めているのは、量産型ハイブリッド車の先駆けとしてのイメージと、優れた低燃費性能が大きいでしょう。
3ナンバーサイズの堂々とした車体でありながら、燃費性能はWLTCモードで20.3~32.1km/Lを達成しており、世代を重ねるごとに向上してきました。
スイッチひとつで3つの運転モードが切り替わる「EVモード」「POWERモード」「ECOモード」も低燃費と快適な走行性能を両立させたメーカーの工夫です。
実際に初めてプリウスに乗車した時はEVモードのあまりの静けさに衝撃を覚えたもの。
エンジン車とは違う力強い走り出しは、ストップ&ゴーが多い日本の市街地事情に合っていることも人気の理由です。
普段は充電されたバッテリーからの電気でモーターを使って効率よく走り、加速時や高速走行時にはエンジンも併用することで十分なパワーを発揮できるというコンセプトも、燃費を重視する多くの日本人に支持されました。
購買層の中心となった高年齢者層は、今まで様々な車に乗ってきて車のデザインや走りの違いに敏感です。
洗練されたデザイン、満足のいく走行性能そして低燃費というプリウスは、環境意識の高まりにも合致し必然的に不動の人気車種へと成長しました。
子供も巣立って家族も多くない高齢者にセダンタイプのプリウスは外せない選択肢です。
また、意外にも若い世代でプリウスを初めての車として選択する人が増えています。
自分の親がプリウスに乗っていて免許を取ったから譲ってもらった、免許取得の際の教習車がプリウスだったから慣れた車で乗りたいなど、プリウスはおじさんが乗る車ではなくなっているようです。
売れに売れたプリウスですので中古車でも色や走行距離が豊富にあり、好きな色や装備の車両が手頃な価格で購入できます。
最新のプリウスでは歩行者検知機能付きリアカメラを採用するなど、時代に合わせた先進装備がまっさきに搭載されるのもプリウスというトヨタの看板商品ならではでしょう。
歴代プリウスの特徴!3代目プリウスがもっとも人気のモデル

画像引用元:トヨタ歴代プリウスの進化
初代プリウスは1997年に発売が開始され、トヨタの次世代モデルとして「地球の未来を築いていくクルマを」をコンセプトにデビューしました。
電気モーターを使った低燃費で、静粛性と走り出しの軽さガソリン車に劣らない走行性能をあわせ持つ唯一の量産車として世間の注目を浴び、トヨタの技術開発力を結晶した未来を先取りした車として一躍大人気に。
2代目プリウスは2003年に大胆なモデルチェンジがおこなわれました。
大きく変わったのは、初代プリウスがバッテリーと重心の関係から室内空間を犠牲にしていたのを、室内スペースを確保するためにセミハッチバック4ドアセダンから5ドアハッチバックへボディスタイルを変えたことです。
高齢者向けの走行アシスト機能や充電容量の増加によるEVモードの追加など思い切った追加機能でさらに人気が高まります。
3代目プリウスは2009年に2代目プリウスの人気を受け、新たな空力性能と低燃費を実現して発表されました。
このころにはプリウスの名が世界中に知れ渡り、他社の追随を許さないトップモデルとなっています。
4代目プリウスは2015年にデビューし、デザインを大幅に変更して顔が変わったという印象が強いモデルです。
燃費は40.8km/L(JC08モード)と当時のトップクラスの性能を誇り、エコカーといえばトヨタプリウスを真っ先に思い浮かべる定番の車種へと成長します。
静粛性、安全性、さらなる低燃費とトヨタの開発陣のプライドをかけたモデルチェンジになりました。
5代目プリウスは過去モデルからの乗り換え需要をにらみ、スタイリッシュなボディデザイン、さらなる居室空間の快適さ向上を実現した新たなコンセプトで発売されました。
安全性能の強化や、はやりの大画面ナビゲーションにも対応し、全世代から支持を受ける車として人気です。
これら歴代プリウスのラインナップを見ると、世界に先駆けて求められるであろう機能を着実に搭載してきた感じが伝わります。
昔、初代プリウスに乗ったことがある人でも現行のモデルに乗るとその進化ぶりに驚くことでしょう。
車を高値で売りたいなら下取りよりも買い取りがおすすめ
車の価値を最大限に高めて売却したいなら、車買取専門店か車一括査定サイトを利用して複数の車買取業者から査定額の見積りをとるのがおすすめです。
一般的に中古車を売却する理由のほとんどは、免許返納などを除くと車の乗り換えのタイミングです。
次の車を購入するために現在の愛車を売却するには、以下の3つの方法があります。
- ディーラーへ下取りに出す
- 中古車買取業者に売る
- 個人売買で売却する
ディーラーでの下取りは車の買い替え時に値引き交渉の材料として利用しやすいですが、査定は1社のみで行われるため車買取相場表より低い金額になることも。
中古車買い取り業者に売る方法は、近所の車買い取り専門店に持ち込めばその場で売却することもでき、すぐに現金化したい場合に向いています。
もちろん、自分で複数の車買取業者に出向いて査定を依頼したり車一括査定サイトで申し込んだりすれば、より高値で売ることも可能性です。
個人売買では、フリマアプリやネットオークションを使って高値で売却できることもありますが、車を購入したい人は安く買いたいという前提で探しているため、必ずしも買取業者より高い価格になるとは限りません。
改造車や10万キロを超えた過走行車など、通常の買い取りに向かない車なら個人売買は有効ですが、名義変更や税金の手続き、引き渡し後の故障など個人間のトラブルも考えられます。
プリウスを高い値段で査定してもらうコツ
車の査定で基準となる買い取り価格は、車種やグレード、色、オプション装備、年式や走行距離によって決まり、そこから車検の残り期間、傷の有無や事故の修復歴によって減額していきます。
その中で買い取り価格にもっとも影響するのは年式と走行距離です。
3年落ちの車と10年落ちの車では同じ車種でも買い取り価格が桁違いに変わることもありますし、走行距離が7万キロを超えたあたりから消耗品の交換も多くなるので、その手前で車を売却すれば古い車でも高値で売れる場合もあるでしょう。
人気のボディカラーであれば買い取った後に販売がしやすいため、同じ車種や走行距離でも査定の金額は変わります。
プリウスは白、または黒の無難な色が人気です。
人気カラー1位は、定番色の「プラチナホワイトパールマイカ」です。2位は僅差でアティチュードブラックマイカ、3位はアッシュとなります。
引用元:KINTO
プリウスの査定を受ける際は、以下の準備をしておくと査定で良い評価を受けやすくなります。
- 室内を清掃する
- 洗車する
- 擦り傷は消しておく
- 大きなヘコミは直さない
- 即決しない
車買取業者やディーラーに査定してもらう前に、室内の荷物を整理してゴミは片付けておきましょう。
車内マットも砂を取り除き、きれいな状態にしておくと丁寧に乗られていたことが分かるため査定で有利になります。
もちろん、車内だけではなくボディーを洗車した状態で査定してもらえば査定額の上乗せにつながることも。
すり傷などの小さな傷は、量販店でコンパウンドを購入して磨くなどし目立たなくしておきましょう。
中古車販売サイトの鑑定システムを導入し、販売時には車体の傷を細かく公表している中古車販売店もあるため、傷の有無や大きさは買い取り価格に影響するのです。
大きな傷やへこみは修理費用ほどには査定額が上がらないため、そのままの状態にしておきます。
査定が済み買取金額が提示されて「即決なら買い取り価格を上乗せします」という営業トークがあっても「2~3日考えたいので待ってください」と伝えましょう。
複数の査定金額の中から、一番高い金額を2位以下の車買取業者に伝えて反応を待つことが高額査定のコツです。
プリウスは中古車市場でも非常に人気が高く、需要が安定していますから多少は強気に交渉しても大丈夫です。
どうしても買い取りたいプリウスだった場合、最高額よりもさらに上乗せしてくれることがあります。
ディーラーの下取りに出すとしても、事前に買い取り価格を知っておくと新車の値引き額と査定額の差が明確になるので、いちど査定を受けておくと損をせずに売却できます。
車の売却でよくあるトラブル
車の売却でよくあるトラブルは、買い取り業者に査定してもらった際に思わぬ高額査定が出たので契約して車を引き渡したが、後日、車を詳しく調べたら故障や傷が見つかったので減額したと言われ、当初の約束よりも低い金額が振り込まれてしまうことです。
大手の車買取専門店でもありうる話ですので、車を引き渡す際は契約書に書かれている減額条件をよく確認することと、一通りの内装、外装の写真を残しておくことがトラブルの予防につながります。
車と移転登録に関わる書類を引き渡した数日後に「修復歴が思ったより酷かったので減額または解約する」と一方的に言われました。
引用元:一般社団法人 日本自動車購入協会
個人事業主に近い車買取業者は詳細な契約書が交わされない場合もありトラブルの元になることも。
理不尽な減額や契約後の勝手な内容変更がおこなわれたら、消費生活センターなどへの相談してみましょう。
オークションを通じた個人売買では、車を引き渡したのに名義変更がおこなわれず税金の支払いを求められた、犯罪に使われたといったトラブルもよくある事例です。
車の名義変更に関するトラブルで一番多いのが、売却後にいつまで経っても名義変更がされないケースです。
引用元:グーネット買取
交渉しても問題を解決できない、詐欺の疑いがあると感じたら、契約書や取引の内容がわかる印刷物、振り込まれた金額と日時が記載されている預金通帳など、できる限りの証拠を持って警察に相談することも検討しましょう。